タンク登場(5th Drive)

第5次攻撃でイギリス軍は3ヶ所でタンクを使用した。ただ時間的に最も早かったのはここデルビルの森周辺である。

ここで使用されたタンクは12台で、うちモーティマ隊6台、ヘッド&ブラウザーズ隊6台である。その中でも早かったのはモーティマ隊で午前5時半に発起点を出発した。

ドイツ軍はここに即興ではあるが複雑な塹壕線を構築していた。そこはまた突起部を形成しており。モーティマ隊はその解消を狙った。敵としてのタンクを人類史上初めて見るドイツ兵の塹壕に並行して走り、そして向きを変え、塹壕の突破を図った。あっけに取られたドイツ兵はタンクに小銃で射撃するものはあったが、手榴弾などをかかえ突撃するものはいなかった。

一方歩兵部隊を随伴させたヘッド&ブラウザーズ隊は無人地帯を進んだが、敵の抵抗は少なく、歩兵部隊が先行する形となった。これはモーティマ隊の出現でドイツ兵が逃走した結果とみられる。ただこの隊は砲弾孔に履帯をとられるタンクが出たため目標到達は途中で放棄された。

初期のタンク

この戦いの他、タンクはフレール(Flers)とクールセレッテ(Courcelette)でも合計49台使用され、合計10台が何らかの手段で破壊された。一方2000ヤード程度イギリス軍が前進に成功しており、評価は難しいところである。

ただタンク製造の鼓吹者チャーチルフィシャーに、両方ともその時公職についていなかったが、「私の可哀相な陸の戦艦はまだ完成とは言えない情況で駆り出され、そしてケチな戦いで使われた。この発明には真の勝利が宿っていると思うのだが…。」と手紙を書いた。

一方ヘイグはタンクの活躍を認め、更に1000台を送れと、陸軍省に打電した。


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